花粉症!病院は何科に?

花粉症に突然なったとき、病院は何科へ?

花粉症に突然なったらあなたは何科へ行きますか?

花粉症の人へのアンケートによると多くの人が耳鼻科としているようです。2位は内科です。他には最近増えてきたアレルギー科という回答もあります。

花粉症は、人間の体の中にある免疫系の仕組みが花粉に反応して起こる一種のアレルギー症状です。花粉症のメカニズムを理解するためには、IgEという抗体の存在を知らないといけません。花粉症は、人体中にあるIgE抗体というものが、花粉を進入してきた外的だと思って排除しようとして反応することで起こります。IgE抗体というのは、誰でも体内に持っているものですが、花粉症の人はIgE抗体の量が、花粉症でない人の数百倍にもなるのです。このように花粉症は、アレルギー反応の一種であり、IgEという抗体はアレルギー反応の際に活動するものです。つまり、花粉症というのは、アレルギー反応の際に活動するIgEという抗体が花粉に過剰に反応することで起こるということなのです。

花粉症の原因となる、このIgEという抗体については病院で検査を受けることができます。検査で最も簡単なものは血液検査です。血中にこのIgEがどのくらいあるのかということを調べると、アレルギー体質なのかどうかが分かります。もちろん、IgE抗体が通常値よりも多くても、耐性などによってアレルギー反応が低い場合もあるため、単純にIgE抗体の量だけでは判断できませんが、少なくとも検査によってアレルギー体質であるのか否かは判断がつきます。

花粉症になる多くの人には、実は共通した食生活の傾向があるのです。前述したように花粉症はアレルギーの一種であり、アレルギーというのは体質によって反応が変わってくるものなのです。つまり花粉症になる人は、アレルギー体質だということです。そして、アレルギー体質というのは、食生活によって大きな影響を受けるのです。花粉症にならないために、なってしまった人は症状を緩和するために、アレルギー体質になりやすいような食生活を避けるよう心がけたいものです。

花粉症になりやすい食生活の最たるものは、油ものです。クリームやバター、揚げ物などの脂肪分を多く摂取することで、アレルギー体質になり易くなります。

なぜこのような脂肪分が花粉症になりやすいのでしょうか。それは免疫系のメカニズムに関係しています。免疫というのは、体内に外的が進入しようとすると排除する仕組みです。油っぽい食事は消化に時間がかかるので、消化不良となりやすく、それが腸内で異物として認識されると免疫系が働きやすくなります。この免疫系の動きがが活発になることで、花粉やその他のアレルギー物質にも反応しやすくなってしまって、結果として花粉症になりやすい体質に陥ってしまうのです。ですので花粉症になりにくい体質を得るためには、このような免疫系のメカニズムを理解して、必要以上の油ものの摂取を避けて、健康的な食生活を送る必要があります。